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電解加工におけるCOMSOL Multiphysicsの解析原理と応用事例【セミナーアーカイブ】

公開日:2026年6月17日
最終更新日:2026年6月19日

こちらの資料は、「電解加工におけるCOMSOL Multiphysicsの解析原理と応用事例」(2026年6月開催)の動画・資料をアーカイブ化したものです。(視聴期限:2026年9月11日)

セミナー概要

1. 電解加工におけるCOMSOL Multiphysicsの解析原理と応用事例

東京農工大学 大学院工学府 名誉教授/産学官連携研究員 夏 恒 先生 講演

■講演内容
電解加工(Electrochemical Machining: ECM)は、電解液を介して対向させた工具電極(陰極)と工作物(陽極)の間に電圧を印加し、陽極表面で生じる電気化学的な溶出反応を利用して金属材料を除去する非接触の加工技術です。この加工法の最大の長所は、材料の機械的硬度や靭性に依存せずに加工が行える点にあります。そのため、航空宇宙産業におけるタービンブレードの翼面や冷却穴の高精度加工、自動車産業における機械部品のバリ取りなどに広く適用されています。一方、電解加工の致命的な欠点として、加工精度の低さが挙げられます。特に、電解加工の極間隙では、電荷の移動、イオンなどの物質輸送、大電流によるジュール熱の発生、陰極での水素気泡・陽極での酸素気泡の発生、そして溶出したスラッジ(金属水酸化物)の蓄積といった複数の物理的・化学的現象が同時に進行します。このように電解加工は多数の要因が複雑に絡み合うマルチフィジックスプロセスであるため、実用レベルの安定性を確保するには、膨大な試行錯誤の実験とノウハウ、それに伴う多大なコストが必要とされてきました。これらの複雑なマルチフィジックス現象を解明し、電解加工の精度低下という課題を解決するための最も有効なアプローチが「シミュレーション技術」です。コンピュータ上で電場、流体の挙動、気泡の分布、電気化学反応による形状変化をモデル化することで、実験的な試行錯誤を大幅に削減できます。本講演では、電解加工におけるシミュレーション原理を解説したうえ、COMSOL Multiphysicsを用いて、加工精度に及ぼす影響要因を解明し、精度向上を実現させた事例を紹介します。

■こんな方におすすめ:
・生産加工に従事する技術者・研究者
・シミュレーション技術とその応用に興味のある方
・生産技術に興味のある方

2. 製造プロセスの設計・開発に役立つマルチフィジックス解析  ~COMSOL Multiphysics®による実践的モデリング事例~

計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部  米 大海 講演

■講演内容
製造業におけるプロセス、設備、材料などの研究開発には、膨大な工数とコストが必要です。また、製造プロセスで生じる現象は、構造、熱、反応、電磁気など、複数の物理が関与するケースが多くあります。したがって、マルチフィジックス解析による上流段階での基礎研究や現場寄りの最適設計は、スピーディーな市場変化に適応するうえで有効なツールであると、徐々に認識されつつあります。しかし、多重物理現象を含む数値解析モデルの構築は容易ではありません。本講演では、製造関連のCOMSOL Multiphysics®の事例を紹介しながら、複雑な課題をモデリングする際に、簡単なモデルから徐々に複雑さを増し、段階的にモデルを完成させていくモデリングプロセスをご紹介いたします。

■こんな方におすすめ:
・製造プロセスへの数値解析の適用に関心をお持ちの方
・マルチフィジックス解析モデルの構築プロセスにご興味のある方

講師

夏 恒 先生(東京農工大学 大学院工学府 名誉教授/産学官連携研究員)
米 大海(計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部)  

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