セミナー概要およびタイムテーブル
14:00-15:30:偏微分方程式による製造性評価の数理モデルとトポロジー最適化への展開
講師:山田崇恭先生 (東京大学 准教授)
トポロジー最適化は設計自由度が高い構造最適化手法です。そのため、設計者の直感を超える形状設計案を提示できる手法として注目を集めています。しかしながら、製造が困難な部分形状や、一体成形を前提とした形状が得られる場合が多く、産業製品への展開には、多くの課題があります。
本セミナーでは、このような課題を解決する一手段として、偏微分方程式による製造性評価の数理モデルの開発事例について紹介します。
また、COMSOL Multiphysics®による計算事例を紹介しながら、設計ツールの開発の考え方についても概説します。
(Q&Aタイム有り)
15:30-15:40:休憩 (10分間)
15:40-16:10:モノづくりの設計最適化のためのマルチフィジックス~シミュレーションの活用~
講師:福川真 (弊社技術部)
工学分野の世界競争の激化に伴ってモノづくりに対する複合的設計の要求度が高くなっていることから、多重物理を考慮し複数の設計条件を同時に満たす設計が必要とされています。多重物理を扱うことが可能でかつ、設計の最適化機能を兼ね備えた数値解析ソフトウェアであるCOMSOL Multiphysics®が有効です。
本セミナーでは、多重物理を伴う最適化設計の解析事例を紹介するとともに、具体的なモデリングのデモンストレーションを実施します。数値解析を用いたモノづくりの最適化をお考えの方々にCOMSOLMultiphysics®の有用性を体感して頂きます。
ご紹介する最適化手法:トポロジー最適化、形状最適化、寸法最適化、条件最適化、フィッティングによる特性値の推定
ご紹介する物理・工学分野:構造力学、流体、音響、化学プロセス、伝熱、マイクロ波・光学設計、電気・電子デバイス、電池設計など
(Q&Aタイム有り)
講師ご紹介
山田崇恭先生
【現職】東京大学 大学院 工学系研究科 総合研究機構 戦略研究部門 准教授
(新分野開拓准教授プログラム 東京大学卓越研究員(公募型))
【職歴】
- 平成22年10月–平成24年4月:名古屋大学 大学院 工学研究科 機械理工学専攻 助教
- 平成24年5月–令和2年2月:京都大学 大学院 工学研究科 機械理工学専攻 助教
- 令和2年3月–現在:現職
【その他】
- 平成21年4月–平成22年9月:日本学術振興会 特別研究員DC
- 平成26年9月–平成28年8月:日本学術振興会 海外特別研究員 (フランス共和国エコール・ポリテクニーク,応用数学センター)
- 平成29年4月–現在:物質・材料研究機構 NIMS特別研究員(兼務)
【山田先生の研究室Webページ】
https://www.mid.t.u-tokyo.ac.jp
福川真
【現職】計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部
受講対象
- 数値計算による最適化の理論や実装にご興味をお持ちの方
- COMSOL Multiphysics®を用いたシングルフィジックス、マルチフィジックスの最適化計算の導入をご検討やご計画中の方
Information
開催日時 | 2021年9月10日(金)14:00-16:10 |
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所要時間 | 130分 |
開催方式 | オンライン |
受講環境 | zoom または Microsoft Teams |
定員 | 90名 ※増枠の可能性あり |
申込期限 | 2021年9月3日(金)17:00 まで |
参加費 | 無料 |
備考 |
資料などにつきましては、mailmag@kesco.co.jp から送付いたします。 ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。メール不着と思われる場合は、お手数ですが、迷惑メール設定をご確認ください。 |