書籍案内:COMSOL Multiphysics®で楽しく習得する科学技術シミュレーション
本書籍は、7章で構成され、付録がA〜Cまであります。その特徴は、数々ありますので、章ごと順を追って補足いたします。たとえば、巻末にあります付録Cなどは、特記されるべきもので、解説書とともに演習問題にもなっています。まずは、お忙しい方のために各章からいくつかの図を選択して、ほんの”一部“内容をご紹介します。是非、書籍を手に取ってご覧ください。
書籍情報
【シリーズ名】マルチフィジックス有限要素解析シリーズ 第7巻
【書名】COMSOL Multiphysics®で楽しく習得する科学技術シミュレーション
【著者】橋口 真宜、米 大海
【発行】近代科学社Digital
【発売日】 2024年8月30日
【書籍案内】https://kesco.co.jp/book/10188/
【第1章】超スマート社会とCAEミニマム
どのような社会で、読者の方々が活躍されているかを想定して、目指すべき姿などが紹介されています。
CAEをベースに、そのCAEの解析アプリを通じて活用の効果が紹介されています。
【第2章】COMSOL Multiphysics®最速入門
多忙な読者のために、COMSOL Multiphysics®を最速で習得できるように工夫され、豊富な図がわかりやすく示されています。
【第3章】フィジックスⅠ -代数方程式、常微分方程式、積分-
物理現象の数理モデルを構築する科学技術の中核をなす部分について、本ソフトウェアの基本モジュールにあるPDE(Partial Differential Equations)のインターフェースを使用して、方程式を構築し「モデルビルダー」で数値解を得る手順を示しています。(代数方程式、常微分方程式、積分)
【第4章】フィジックスⅡ -偏微分方程式を解いてみよう-
物理現象の数理モデルを構築する科学技術の中核をなす部分について、本ソフトウェアの基本モジュールにあPDE(Partial Differential Equations)のインターフェースを使用して、方程式を構築し「モデルビルダー」で数値解を得る手順を示しています。(本ソフトウエアは、偏微分方程式のインターフェースを豊富にそろえています)
【第5章】ジオメトリ
ジオメトリは、物の形状です。イメージをつかんで頂きたいため、説明を工夫しています。特にジオメトリの役割や最速入門など記載しています。
【第6章】メッシュ
有限要素法に使用されるメッシュ(計算に使う点の配置を指定する網目のようなもの)に関する基礎知識とメッシュの生成法の最速入門について説明しています。
【第7章】ポスト処理 -グラフィックスを中心に-
本章では、ポスト処理のグラフィックスに重点をおいて、科学的な可視化技法について、基礎から応用までを説明しています。
【付録A】計算シミュレーションの考え方
本付録は、実験科学、理論科学に並ぶ第3の科学である計算シミュレーションの考え方について説明しています。
【付録B】V&Vによる進め方
本付録は、V&V(Verification(検証)とValidation(妥当性確認))の考え方を紹介するとともにそれらの内容を踏まえた上で計算シミュレーションをうまくつかうための考え方を説明しています。
【付録C】基本操作およびチャレンジによる体験例
本書籍の特徴は、数々あります。巻末にありますこの付録Cなどは、特筆されるべきものです。
本付録は、書籍全体のなかに、記載されているトピックスについて、演習問題と所要時間、読者へのメッセージを記載しています。これは、書籍名にもあります【楽しく】【習得する】ために、著者らが、工夫したものです。【基本操作・チャレンジ項目】、【所要時間】、【読者へのメッセージ】などの項目のうち、特に、弊社メンバーに実施させて測った所要時間などは、読者の皆様が実際に計算される場合の目安となります。
しかも、CAEやそのCAEの解析アプリについて、概要が紹介されています。