◇◆期間限定◆◇これから始めるシミュレーション「ほかでは聴けない固体力学分野のモデリング編」【セミナーアーカイブ】
こちらの資料は、これから始めるシミュレーション「ほかでは聴けない固体力学分野のモデリング編」(2024年10月開催)の動画・資料をアーカイブ化したものです。
※2025年1月16日まで期間限定での公開となります。
セミナー詳細
https://kesco.co.jp/sinfo/?s_id=337430
セミナー概要
1. 慶應義塾大学 高野 直樹 先生講演(~1:35:52)
「これから始めるシミュレーション「ほかでは聴けない固体力学分野のモデリング編」」
これから起きる未来の予測、実験の代替(バーチャルマニュファクチャリング、バーチャルテスト)、実験で観察できないものを見る、という3つの観点で計算力学の研究に取り組んでいる立場から、固体力学分野における有限要素解析手順、特に数理モデリングについて述べた後、CAEに求められるシミュレーションの品質保証について重点的に解説します。まず、誰が解いてもほぼ同じ解が得られるという品質保証のために、何をどのように学ぶべきかを紹介します。これだけは知っておくべき知識について、もし知らないとどんな失敗をしてしまうか、理論を知っていれば自身のシミュレーションを説明する際の説得力が増すことを、解析事例を通じてお伝えします。一方、解析手法の検証(verification)、数理モデルの妥当性確認(validation)についても解説し、実験できない場合の予測の信頼性をどうやって保証するかという難題に対し、不確かさを考慮した確率的シミュレーションにも簡単にふれます。全体を通じて、解析したい現象を、日本語や英語ではなく、数式やパラメータといった「シミュレーション語」で記述するメリットをお伝えし、シミュレーションのためのモデリングにおける数理的表現に慣れるきっかけとしていただければ幸いです。
■こんな方におすすめ:
FEMシミュレーションを利用しているものの基礎的・理論的な知識を増やしたい方や、これからFEMシミュレーションを始めようとする方はもちろんのこと、市販の教科書に書いてある範囲の知識は備えておられるエキスパートの方にも違った視点からの情報を提供します。幅広いCAEユーザの方々に、ご自身のモデリング・シミュレーションを、より説得力のあるものにするためのキーポイントを解説します。品質保証という点に関しては、マネージャーの方々にも有益な情報といえます。
2. 計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部(1:35:53~)
「COMSOLで始める有限要素数値シミュレーション」
有限要素法は、実現象の数理モデル(支配方程式)を選定した後、その支配方程式の近似解を求めるための重要な数学的ツールです。有限要素法に基づいた汎用数値解析ソフトウェアCOMSOL MultiphysicsⓇ(以下COMSOLと略記)では、他のソフトウェアにはない特徴として、解きたい微分方程式もGUI上で確認することができます。プログラミングを行わなくても、途中の計算内容を簡単に変更することが可能です。本セミナーでは、前半において簡単な線形弾性問題を用いて、COMSOLの解析画面及び特徴、有限要素モデリングの流れとの関係について紹介します。後半のセミナーにおいては、より詳細に計算内容をカスタマイズしたい方向けに、方程式ビュー機能、弱形式PDE機能などについて紹介します。
■こんな方におすすめ:
・これから有限要素数値シミュレーションを始めたい方
・現在他の解析ソフトウェアを使用しており、COMSOL MultiphysicsⓇの特徴を知りたい方
・現在他のシングルフィジックス解析ソフトウェアを使用しており、マルチフィックス解析を始めたい方
講師
高野 直樹 先生(慶應義塾大学 教授)
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