こちらはCOMSOL Multiphysics®をはじめて触れてみる方向けのチュートリアル付きマニュアルです。
はじめに
私たちは今、非常に高度に発達した情報化社会で生活しています。
情報、通信、科学、金融、医療、交通、生産、物流、気象など、ほとんどの分野が一体化・連動する現代は、資源や環境問題のように長年顕在化してこなかった未解決の課題も山積しており、経験・観測にもとづく手法ではスピードが遅すぎるうえにコストもかかります。
こんなとき、低コストでタイムリーに課題を解決できる手段があるといいですよね。
たとえば、電気は現代生活で一番大事なエネルギーですが、発電管理は天候だけでなく経済活動など様々な要因に依存しています。
基本的に電気エネルギーは貯められないですから、これらの要因を考慮に入れて事前に状況を予測し、その上で発電計画をたて発電量を管理しなければなりません。
日常生活の場面でよく目にし使う「シミュレーション」は、ここでも大きな威力を発揮します。
本書では、私たちの快適な生活に必要な製品群の研究開発・設計・製造をサポートする「COMSOL Multiphysics」をご紹介します。
電卓アプリのように計算し予測することも可能な最先端のシミュレーションアプリケーションが実現する世界に触れてみてください。
目次
はじめに
第1章 シミュレーションとCOMSOL Multiphysics®
1.1シミュレーションとは?
1.2 コンピュータシミュレーションの必要性
1.3 物理現象の解析とその現状
1.4 COMSOL Multiphysics® とは?
第2章 COMSOL Multiphysics® の構成
2.1言語設定
2.2 初期設定
2.3 条件設定
用語の説明
2.4 COMSOL を用いた物理現象の解法
第3章 連成問題
3.1 マルチフィジックス解法の説明
3.2 流体流れの解析と伝熱の連成解析
3.3 固体の伝熱と熱膨張の連成解析
3.4 電磁場と伝熱の連成解析
第4章 COMSOL Multiphysics® をより深く理解するために
4.1 COMSOL Multiphysics® を使用している方、使用を検討する方に
4.2 無料セミナーに関して
4.3無料トライアル版に関して
4.4 詳細な使用手順書および参考資料の検索
4.6 各モジュールのサンプルに関して
4.7 ダイナミックヘルプの日本語化に関して
4.7 お問い合わせ
おわりに
付録 関数
※こちらはVer6.2資料になります。[260MB]
ご希望の方は下記資料ダウンロードボタンよりダウンロードいただけます。