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COMSOL News 2017 AcousticsEdition (日本語版)

公開日:2024年7月5日
最終更新日:2024年7月8日

音響シミュレーションは設計工程の中での初期段階で、初期洞察力そして予測能力を与えてくれます

音響を議論する上で多くの人がまず連想するのはサブウーファーやコンサートホールのバッフルなどでしょう。しかし実際には、我々の身近にも音響学の適用分野が数多く存在しています。音響学は分野横断的な科学です。 顧客のニーズを満足する製品に到達するには、技術者は持てる独創性をすべて出し切り、最も強力な数学モデリングツールを駆使して課題に取り組む必要があります。 今回のCOMSOL News 特別号では、音響学の分野で活躍する設計者、技術者、研究者の皆様に盛大な拍手を送りたいと思います。 本号を読めば、高品位マルチフィジックスモデリング、柔軟性、そしてシミュレーションアプリケーションを通じて同僚や顧客と仕事の成果を共有することが、記事を寄稿してくださった方々にとって共通の原動力になっていることがお分かりいただけると思います。仮想製品の開発に始まり、NVH パフォーマンス、音響クローキング、そしてフィードバックの低減に至るまで、現実的な問題の解決および革新的な製品の開発が計算音響解析によってさまざまな形で推し進められている現場からの証言を読めば、読者諸氏にも必ずやインスピレーションが沸いてくるであろうと確信しておリます。それではお楽しみください。

目次

音響シミュレーション
音響モデリングおよびシミュレーションアプリケーションの有用性 — 4

仮想製品開発
自動車オーディオシステムの仮想チューニング — 6

高精度マイクロフォン
正確度という性能~完璧な計測の追及 — 9

燃焼の不安定性
ロケットシステムの流量拡張音響特性をマルチフィジックスソフトウェアモデルで — 12

NVH 性能
マヒンドラオートバイ爆音の舞台裏 — 15

変圧器ハム
表計算ソフトからマルチフィジックスアプリケーションヘ、ABB 社は継続的に変圧器事業をパワーアップ — 18

多体 – 音響学相互作用
ギャボックス内の振動およびノイズのモデリング — 22

音響クローキング
音を操作し制御する:数学モデルによってサポートされる最先端の音響メタマテリアル研究 — 25

インフラサウンドによる振動
振動、騒音、そして轟音 — 28

フィードバックの低減
補聴器研究の最先端 — 30

非浸潤型音響技術
マルチフィジックス解析で進化する上水道管の漏水検知 — 33

高精度トランスデューサ
音楽をあなたへ:新型トランスデューサと静電型ヘッドフォンの遡造 — 36

マルチフィジックスモデリング
マルチフィジックスのレンズを通して世界をシミュレーションする — 39

ゲスト論説
マルチフィジックスが計算音饗学にもたらすメリット — 40

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