セミナー概要
研究開発及び教育活動などにおいて、高度な課題を解決するために、実験、理論分析及び数値解析(計算物理、CAE)などの方法が考えられます。COMSOL Multiphysics®は様々な課題解決に適したマルチフィジックス解析プラットフォームになります。
本セミナーは、COMSOL Multiphysics®のユーザ様や、これから導入及び導入検討で基礎セミナーなどを終えてCOMSOLの基本操作を習得した方に、CAEに携わる上で知っておくべき計算物理やV&Vの考え方、COMSOL Multiphysics®のソルバーの構成と選定ガイドライン、マルチフィジックス・マルチスケール問題への取り組みを紹介します。例題によって、グローバル方程式、PDEとの連成、外部メッシュデータ読み込みなど、COMSOL Multiphysics®利用上の便利な機能もご紹介します。
受講対象
すでに基礎コースを受講済み、または同等のCOMSOL Multiphysics®の基本的な使用方法を習得された方
内容
Part 1:応用における理論的基礎
1)計算物理と方法
計算物理(マルチフィジックス,マルチスケールなど), 解決方法(実験,理論, 計算, 情報), V&V
・計算シミュレーションの構築プロセスと留意すべきこと
・有限要素法による行列方程式構築に至るプロセス, 空間及び時間離散化, 行列解法
2) 行列解法とスタディ
直接解法, クリロフ部分空間法, 反復解法と前処理
収束判定、ソルバー選定ガイドライン
偏微分方程式によるフィジックスの分類とソルバーの関係
Part 2:応用力の強化
1)事例研究
事例による機能紹介:シングルフィジックス, マルチフィジックス, グローバル方程式, 積分機能,カスタマイズ数式(PDE)との連成, ソルバー変更によるパフォーマンス実験,感度解析,ローカル座標系, ジオメトリ及びメッシュインポート, グリッドデータ出力, バッチ処理
2) さらなる発展へ向けて
ジオメトリ, メッシュ, フィジックス, ポスト処理関連の便利な機能を紹介:STLメッシュや計算結果、モデルメソッドなどによるジオメトリ作成、サーフェスメッシュの修正、回転ドメイン、外次元、実験データ利用、ファイル保存、サイズ削減
備考
本セミナーは、繰り返し視聴が可能なオンデマンド配信のセミナーです。
お客様ご自身のペースで学習を進めることができます。
お申込み後、ご入力のメールアドレスに動画視聴用URLと資料ダウンロード用URLが届きます。
お申込み時にトライアルライセンスは発行されません。
必要となる場合は、別途担当営業までご連絡ください。