t/dayスケールのマイクロ波加熱炉設計と数値計算による加熱効率・均質性の最適化【開催予定】

セミナー概要
1. 中部大学 工学部 共通教育科 准教授 樫村 京一郎 先生 講演(13:00~14:30 + 質疑応答10~15分)
「t/dayスケールのマイクロ波加熱炉設計と数値計算による加熱効率・均質性の最適化」
化学産業電化の手段として、マイクロ波加熱が注目されています。マイクロ波加熱炉は対象に応じて設計手法が大きく異なるので、このスケールアップには解析解に熟達した技術者による設計が必要です。次々と新しい実用化への試みが報告されている現状で、正しい経験と技術を備えた加熱炉設計者が不足している現状があります。この課題を回避・克服するために、この講演ではt/dayスケールのマイクロ波加熱炉設計の道筋を示します。数値計算による新しい加熱効率・均質加熱最適化を示し、製品開発に寄与できる手法を紹介します。
■こんな方におすすめ:
マイクロ波加熱炉の数値計算に興味がある方、MW・プラズマ加熱炉のスケールアップ設計に携わる技術者、ラボ試験で再現性がなかなか得られなくて困っている方、マイクロ波加熱技術の基礎を理解したい研究者の方
2. 計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部(14:50~15:20 + 質疑応答10~15分)
「マイクロ波加熱炉の設計に役に立つ数値解析のご紹介」
マイクロ波加熱は、波動性を有するマイクロウェーブを利用した高効率な加熱手法として注目されており、加熱炉の形状、波源の設定、被加熱物の配置などが加熱装置全体の効率に大きく影響いたします。さらに、実際の運用においては、回転部品の存在や液体状態での加熱など、さまざまな複雑な条件下での加熱が想定されます。
COMSOL Multiphysics®は、多物理場連成解析を一つのGUI上で直感的に設定できるほか、方程式ベースのモデリングにも柔軟に対応可能な、研究開発に最適な解析プラットフォームです。
本セミナーでは、マイクロ波加熱炉の設計および解析における重要なポイントについてご紹介いたします。具体的には、対象炉に対する最適な運転周波数の検討方法、波源となるポートの位相調整手法、さらには被加熱物の投入による影響などについて、COMSOL Multiphysics®を用いたテストモデルを例に挙げながらご説明いたします。
講師
樫村 京一郎 先生
■ご経歴:
2008-2010 自然科学研究機構 核融合科学研究所 連携研究推進センター COE研究員
2010-2011 自然科学研究機構 核融合科学研究所 装置工学応用物理研究系 研究員
2011-2013 京都大学 生存圏研究所 学際萌芽研究センター ミッション研究員
2013-2014 京都大学 生存圏研究所 特任助教
2014-2020 中部大学 工学部共通教育科 講師
2021- 中部大学 工学部 准教授
【インタビュー】
https://kesco.co.jp/blog/12778/
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米 大海
計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部
Information
※本セミナーは、トライアルライセンス配布はございません。
開催日時 | 2025年7月3日(木) 13:00~15:40 |
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所要時間 | 樫村 京一郎 先生:90分 + 質疑応答10~15分 休憩:5分 KESCO技術部:30分+質疑応答10~15分 |
開催方式 | オンライン |
受講環境 | Microsoft Teams |
申込期限 | 2025年6月26日(木) 17:00 まで |
参加費用 | 無料 |
定員 | 200名 |
備考 | 資料などにつきましては、セミナー事務局( seminar@kesco.co.jp )から送付いたします。 ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。メール不着と思われる場合は、お手数ですが、迷惑メール設定をご確認ください。 |
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