セミナー概要およびタイムテーブル
14:00 - 15:30 (Q&A含む) |
COMSOLによるスマートコネクティビティ基礎編 東京都市大学 平野拓一 先生 5G/Beyond 5Gでは、ミリ波帯・テラヘルツ波の高周波利用が進みます。また、無線周波数が高くなるだけでなく、使用帯域も広くなるため、配線では高周波信号を通す必要があります。半導体チップとパッケージの接続、パッケージと基板の接続等の実装も導体で配線するだけでなく、電磁界の問題として考え、電磁界シミュレーションをして設計する必要があります。今回はマイクロストリップアレーアンテナの設計を例として、特にミリ波帯以上の高周波帯における注意点について説明します。 |
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15:30 - 15:40 | 休憩(10分間) |
15:40 - 16:10 (Q&A含む) |
電磁波におけるシミュレーションとシミュレーションモデルのアプリ化と効用について 計測エンジニアリングシステム株式会社 永山達彦 製品開発の効率化と期間短縮に迫られている現場のエンジニアにとっては実験とシミュレーション双方からのアプローチをすることはひとつの解と考えます。そこでシミュレーションツールの一部がアプリ化されたツールがあれば、実験から得られたデータを即座にシミュレーションに取り込みことができ大幅な時間短縮が叶うことでしょう。 |
講師
東京都市大学 平野拓一 先生
ご経歴
1998年 名古屋工業大学 工学部 電気情報工学科情報通信コース卒業
2000年 東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻 博士前期課程(修士課程)修了
2000年 東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻 博士課程入学
2002年 東京工業大学 大学院理工学研究科 博士後期課程(博士課程)2年単位取得退学
東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学専攻 助手(2002年2月1日~2007年3月31日)
2007年 東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学専攻 助教
2008年 「博士(工学)」学位取得(東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻)
2016年 東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 地球環境共創コース・助教
2018年 東京都市大学 知識工学部 情報通信工学科・准教授
2019年 東京都市大学 工学部 電気電子通信工学科・准教授
2020年 東京都市大学 理工学部 電気電子通信工学科・准教授
セミナー背景
電気学会「5G/Beyond 5G時代の電磁波の革新的高度応用技術調査専門委員会」の委員長である東京都市大学 平野拓一先生は無線通信技術に関する様々な研究実績をあげておられます。
・集積回路設計のための高速・高精度な電磁界解析技術の研究
・シリコンCMOSチップ背面厚膜絶縁体上ミリ波アンテナの高機能化に関する研究
・ミリ波帯超高速無線通信に向けた高効率アンテナ一体型チップに関する研究
・超小型ミリ波無線機の研究
また先生は、COMSOL Multiphysicsを含めたシミュレーション技術も併用され、上記研究から得た知見をわかりやすく原理から説き起こした普及活動を行っておられます。
そのような功績により電子情報通信学会からは、“電磁界シミュレーションの原理の教育における貢献”として、教育功労賞も受賞されています。
こんな方におすすめ
・航空宇宙
・自動車
・通信設備
・検査計測機器
・高周波回路素子部品
・高周波素材
・高周波に関する実験測定などの関連企業や関連教育機関
セミナーキーワード
高速大容量、高信頼低遅延、多数同時接続、MIMO(Multiple Input Multiple Output)、MMIC (Monolithic Microwave Integrated Circuit)、MEMS (Micro Electro Mechanical Systems)、EMC(Electromagnetic Compatibility)、導波管ダイプレクサ―、フェーズドアレイアンテナ
Information
所要時間 | 130分 |
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受講環境 | Microsoft Teams |
定員 | 80名 ※増枠の可能性あり |
申込期限 | 2021年6月10日(木) 17:00 まで |
参加費 | 無料 |
備考 |
資料などにつきましては、mailmag@kesco.co.jp から ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。 |