
セミナー概要
1. AI×マルチフィジックス計算で切り開く金属積層造形プロセス・モデリングの新展開 ~造形プロセス・モデリングの基本から、自律的改善・仮説生成・造形装置の知能化まで~
東北大学 未来科学技術共同研究センター 特任准教授 高岸 洋一 先生 講演
■講演内容
代表的な金属積層造形技術である粉末床溶融結合法は、レーザーや電子ビームなどの熱源により金属粉末床を選択的に溶融・凝固させることで、複雑形状部品を精緻に製造する技術です。従来型の鋳造に比べて製造コストが安く製品在庫が少ないため、新たな金属部品の製造方法として自動車、航空・宇宙、防衛など、幅広い分野で普及が進んでいます。このような金属積層造形のプロセスは、粉末粒子の充填・飛散、粉末床の溶融・メルトプール流動、結晶成長・ミクロ組織形成など、さまざまな現象がスケールをまたいで影響しあう複雑な系として知られ、いまだに十分に解明されていない点も少なくありません。したがって、これまで積極的にマルチスケール・マルチフィジックス計算モデルが構築され、特性予測、仮説検証、プロセス最適化などに活用されてきました。さらに、最近ではAIとの融合モデルが活発に検討されており、高精度化やモデルの自律化が進められています。本セミナーでは、モデリングの立場から、金属積層造形プロセスの基礎的な理論、代表的な計算モデル、AIと組み合わせた最新の取り組み事例を網羅的に紹介します。
■こんな方におすすめ:
金属積層造形プロセスや製造プロセス全般のモデリング、マルチフィジックス・モデリング、シミュレーションとAIの活用に興味のあるに技術者・研究者。これから造形プロセスのモデリングをはじめたい初心者の方、最新の技術動向を知りたい方など。
2. COMSOL Multiphysics®による積層造形技術のためのマルチフィジックス解析
計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部 福川 真 講演
■講演内容
積層造形技術では、材料の溶融・凝固、熱・応力・流体の連成、相変態など、複数の物理現象が関わるため、現象理解や設計には多面的な解析アプローチが求められます。 その中で COMSOL Multiphysics® は、熱・応力・流体などの複数物理の連成現象を統合的に扱え、積層造形プロセスの解析において有効に活用できる場面が多くあります。 本セミナーでは、COMSOL Multiphysics® を用いた積層造形プロセスの解析事例を取り上げ、 多重物理モデリングの進め方、解析結果の可視化と設計への応用といった、実際のモデリング手法をデモンストレーション形式で紹介します。 積層造形技術の理解や設計に数値解析を取り入れたい方に、マルチフィジックス解析の活用イメージを具体的に掴んでいただける内容です。
■こんな方におすすめ:
・積層造形技術に携わっており、数値解析の導入を検討している方
・積層造形プロセスの物理現象を可視化したい方
講師
東北大学 未来科学技術共同研究センター 特任准教授
高岸 洋一 先生
■ご経歴
09年株式会社コベルコ科研入社、19年大阪大学大学院工学研究科 招へい教員、21年名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授、25年より現職。
計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部
福川 真
Information
| 開催日時 | 2026年6月15日(月) 13:00~16:00(予定)Webinar入室12:50開始 |
|---|---|
| 所要時間 | 高岸 洋一 先生:90分 + 質疑応答10~15分 休憩:10分 KESCO技術部:45分+質疑応答10~15分 |
| 開催方式 | オンライン |
| 受講環境 | Microsoft Teams |
| 申込期限 | 2026年6月8日(月) 17:00 まで |
| 参加費用 | 無料 |
| 定員 | 200名 |
| 備考 | 資料などにつきましては、セミナー事務局( seminar@kesco.co.jp )から送付いたします。 ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。メール不着と思われる場合は、お手数ですが、迷惑メール設定をご確認ください。 |
*個人情報の管理について責任を有するもの:計測エンジニアリングシステム株式会社