セミナー概要
次世代の化学プロセスでは、流れ場や輸送現象に加えて電磁場や音場などが活用されており、それらも考慮した多重物理解析の需要が高まっています。本セミナーでは、COMSOL Multiphysics®(双方向連成を含む任意のマルチフィジックス解析が可能な、汎用有限要素解析ソフトウェア)を使った化学プロセスの解析事例を紹介し、多重物理解析の有用性をお話します。
解析事例を通じて、以下の有用なポイントを皆様にお伝えしていきます。
1)数値解析における化学工学的な視点の導入(境膜モデル、混相流モデルなど)
2)理論からマルチフィジックス解析モデル構築までの流れ
3)仮想的な化学プロセス実験の可視化と考察の有効性
4)次世代の非線形ダイナミクス方程式のソフトウェアへの組み込み
■こんな方におすすめ:
1)流体・化学プロセス設計の新規創出・改良のために数値シミュレーションを利用・検討されている方
2)化学プロセス関連のマルチフィジックス解析の事例やその有用性を知りたい方
3)プロセス設計、マイクロ・ナノシステム、バイオ系に携わっている方
4)異分野融合技術の解析のイメージを持ちたい、オープンイノベーションに興味をお持ちの方
■セミナー構成:
紹介する主な解析事例(1~4)
1)マルチスケールモデリング(抽出プロセスの2相流解析)
2)マルチフィジックス解析(電気化学系、流体-電磁場連成、音響流体マイクロ流路システム
3)マルチフィジックスモデルにおけるトポロジー最適化 (充填層反応器、熱交換器
4)非線形ダイナミクスの組み込み(量子流体)
5)化学プロセスの事例の簡単な紹介(分離、混合、反応+連成モデル)
6)業務・教育の変革のためのアプリ機能の紹介
■キーワード:
化学工学、COMSOL Multiphysics®、マルチスケール、異分野融合、最適化、業務・教育の変革
講師
福川 真
計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部
参考書籍
“最近の化学工学講習会72「化学工学系流体シミュレーションの最前線 ~基礎・実践・将来展望~」” この書籍10章の内容を一部変更・追加した内容のセミナーとなります。 10章および他の章の内容に興味をお持ちの方はこの書籍を入手ください。 https://www.sankeisha.com/book-search/detail/20231226183904
Information
開催日時 | 2024年6月21日(金) 13:00~14:10 |
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所要時間 | 講演60分+質疑応答10分 |
開催方式 | オンライン |
受講環境 | Microsoft Teams |
申込期限 | 2024年6月14日(金) 17:00 まで |
参加費用 | 無料 |
定員 | 200名 |
備考 | 資料などにつきましては、セミナー事務局( seminar@kesco.co.jp )から送付いたします。 ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。メール不着と思われる場合は、お手数ですが、迷惑メール設定をご確認ください。 |