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太陽電池モジュール信頼性確保のための反応拡散シミュレーション【開催済み】

2021.04.15 外部講師セミナー ライブ配信

タイムテーブルおよび概要

14:00-15:30(Q&A含む)

太陽電池モジュール信頼性確保のための反応拡散シミュレーション

東京農工大学 岩見健太郎 先生

太陽電池モジュールの長寿命化・信頼性確保のためには、その劣化メカニズムの理解が欠かせない。
30年にわたる太陽電池モジュールの寿命を予測するために、精度の高い信頼性加速試験が求められている。
標準的に利用されている湿熱劣化(ダンプヒート)試験において、モジュール内に侵入した水分と、封止材に用いられているエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)の化学反応により生成する酢酸が劣化に大きく寄与していることが明らかになってきた。

しかし、劣化試験中の酢酸動態の計測は、破壊試験を必要とするため、これまであまり明らかになっていなかった。
我々のグループでは、太陽電池モジュールに封入可能な小型酢酸センサを用いて非破壊的にモジュール内部の酢酸動態を計測する手法を確立した。

このセンサによる計測結果に対し、COMSOLを用いた反応拡散シミュレーションを対応付けることで、実験的な取得が難しいパラメータを推定する手法について報告する。

 

講師

東京農工大学 岩見健太郎 先生

ご経歴

2003年東北大学工学部機械電子工学科卒業
2008年同大学院工学研究科ナノメカニクス専攻博士後期課程修了,博士(工学)
2005年より日本学術振興会特別研究員(DC1)
2008年より東京農工大学大学院共生科学技術研究院機械システム工学専攻助教,大学院改組,
2011年 スタンフォード大学Visiting Scholar
2012年より東京農工大学大学院工学研究院准教授,現在に至る。
メタサーフェス・プラズモニクスを利用したNEMS/MEMSの研究に従事。
電気学会,日本機械学会,応用物理学会,IEEE,ACS各会員

セミナー背景

太陽電池モジュールは今の世の中で各家庭や工場の屋根に設置され一般化してますが 長期間の紫外線や風雨によって内部の化学反応による劣化が起こっています。 
そのため太陽電池モジュールの正確な寿命の予測が必要とされるていますが、劣化のメカニズムは複雑で破壊試験が必要となるので計測と実験測定だけでは予測できません。 
そこでシミュレーションを併用することで破壊試験をせずに長期間にわたる劣化予測が短時間で正確に予測可能となります。 
そのためこの度弊社では、上記の内容を第一線で研究されている岩見先生に依頼をし本セミナーの開催へと至りました。 

こんな方におすすめ

・太陽電池モジュールメーカーの方
・センサの設計/開発をされている方 
・太陽電池モジュールの保守メンテナンスをされている方 
・試験機メーカーの方 
・その他教育研究に携わる方 

セミナーキーワード

長寿命化、信頼性確保、加速試験、湿熱劣化(ダンプヒート)試験、(EVA)の化学反応、酢酸動態、反応拡散シミュレーション、太陽熱光発電(Solar thermophotovoltaic; STPV) 

Information

所要時間 90分
受講環境 zoom または Microsoft Teams
定員 80名 ※増枠の可能性あり
申込期限 2021年4月8日(木) 17:00 まで
参加費 無料
備考

資料などにつきましては、mailmag@kesco.co.jp から送付いたします。

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開催時間 14:00
開催場所 ライブ配信

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