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Linux®マシンで起動中のCOMSOLライセンスマネージャーを停止する方法

最終更新日:2024年9月17日

Linux®マシンで起動しているCOMSOLライセンスマネージャーを停止する方法を教えてもらえないでしょうか。

【回答】

ここでは以下を想定した手順を説明いたします。

想定

  1. OS
    【1.1】 インストール先のプラットフォームはLinux®です(Windows®ではありません)。
    【1.2】 ユーザーアカウントは下記の権限を持っております。
    【1.2.1】 ユーザーアカウントはrootになることができます。
    【1.2.2】 ユーザーアカウントはroot権限のコマンド(sudo)を実行できます。
    【1.3】 Linux Standard Base(LSB™)をインストール済みです。
  2. COMSOL Multiphysics®
    【2.1】 COMSOL Multiphysics®のバージョンは 6.2 (Update3もしくはビルド415) です。(注意1)
    【2.2】 COMSOLのライセンスタイプは下記の通りです。(注意2)
    ・CPU(CPU-Locked Single User Licenses)
    ・NSL(Named Single-User Licenses)
    ・FNL(Floating Network License)
    【2.3】 COMSOL Multiphysics®のインストールディレクトリは下記の通りです。
    /usr/local/comsol##/multiphysics

注意1:指定されたバージョンである二けたの数値(例:62もしくは6.2)を ## と表記しますので、以降は読み替えてください。
注意2:トライアルパスコードはCOMSOLライセンスマネージャーを使用しておりませんので、本FAQの対象ではありません。

手順の概要

  1. Linux®マシンにログインし、ターミナル(端末)を起動します。
  2. COMSOLライセンスマネージャーの起動状態を確認します。
  3. COMSOLライセンスマネージャーをlmdownコマンドで停止します。

詳細

  1. Linux®マシンにログインし、ターミナル(端末)を起動します。

    図1.1 ターミナル画面

  2. COMSOLライセンスマネージャーの起動状態を確認します。
    【2.1】 ターミナルで下記コマンドを実行します。(注意1)
    コマンド名:$ ps -aux | grep comsol | grep lmgrd
    出力結果:
    owner@cn20:~$ ps -aux | grep comsol | grep lmgrd
    root 4481 0.0 0.1 14060 4088 ? Sl 11:16 0:00 ./lmgrd -c ../license.dat -L /var/tmp/comsol##.log
    root 4484 0.0 0.1 317308 5124 ? Ssl 11:16 0:00 LMCOMSOL -T cn20 11.18 7 -c :../license.dat: -srv 7r8cbwfF348FOTXkQj6zNEm61xuVfYfrKzS33SPPVbud1tsIL7ZII1VbuS6ilLG -daemon_port 6b7 --lmgrd_start 66c54df0 -vdrestart 0 -l /var/tmp/comsol##.log
    owner@cn20:~$ 

    図2.1 起動中の lmgrd と LMCOMSOL

    注意1:##は指定されたバージョンの数値に変更します。
    コメント:上記のように lmgrd と LMCOMSOL が表示されている場合、COMSOLライセンスマネージャーが起動していることになります。

  3. COMSOLライセンスマネージャーをlmdownコマンドで停止します。
    【3.1】COMSOLライセンスファイル(ファイル名:license.dat)が所定の場所に格納されていることを確認します。(注意1)
    $ cd /usr/local/comsol##/multiphysics/license
    $ ls
    注意1:##は指定されたバージョンの数値に変更します。

    【3.2】COMSOLライセンスマネージャーがインストールされているディレクトリに移動します。
    $ cd ./glnxa64

    【3.3】COMSOLライセンスマネージャーを停止するため、下記コマンドを実行します。
    $ ./lmdown -c ../license.dat

    図3.1 lmdownコマンドの結果1

    【3.4】上記のようなメッセージが出力された上、「Are you sure (y/n)?」と尋ねられます。間違いがないようでしたら「y」を入力します。

    図3.2 lmdownコマンドの結果2

    コメント:上記メッセージ(Flexnet License Server shut down)が表示されれば、COMSOLライセンスマネージャーが停止したことになります。

    【3.5】念のため、下記コマンドでCOMSOLライセンスマネージャーが停止していることを確認します。
    $ ps -aux | grep comsol | grep lmgrd

    図3.3 指定した文字列のプロセスがない場合の出力結果

    コメント:lmgrd や LMCOMSOL が表示されていない場合、COMSOLライセンスマネージャーが停止したことになります。

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