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Linux®マシンで起動中のCOMSOLライセンスマネージャーを停止する方法
【回答】
ここでは以下を想定した手順を説明いたします。
想定
- OS
【1.1】 インストール先のプラットフォームはLinux®です(Windows®ではありません)。
【1.2】 ユーザーアカウントは下記の権限を持っております。
【1.2.1】 ユーザーアカウントはrootになることができます。
【1.2.2】 ユーザーアカウントはroot権限のコマンド(sudo)を実行できます。
【1.3】 Linux Standard Base(LSB™)をインストール済みです。 - COMSOL Multiphysics®
【2.1】 COMSOL Multiphysics®のバージョンは 6.2 (Update3もしくはビルド415) です。(注意1)
【2.2】 COMSOLのライセンスタイプは下記の通りです。(注意2)
・CPU(CPU-Locked Single User Licenses)
・NSL(Named Single-User Licenses)
・FNL(Floating Network License)
【2.3】 COMSOL Multiphysics®のインストールディレクトリは下記の通りです。
/usr/local/comsol##/multiphysics
注意1:指定されたバージョンである二けたの数値(例:62もしくは6.2)を ## と表記しますので、以降は読み替えてください。
注意2:トライアルパスコードはCOMSOLライセンスマネージャーを使用しておりませんので、本FAQの対象ではありません。
手順の概要
詳細
- Linux®マシンにログインし、ターミナル(端末)を起動します。
- COMSOLライセンスマネージャーの起動状態を確認します。
【2.1】 ターミナルで下記コマンドを実行します。(注意1)
コマンド名:$ ps -aux | grep comsol | grep lmgrd
出力結果:
owner@cn20:~$ ps -aux | grep comsol | grep lmgrd
root 4481 0.0 0.1 14060 4088 ? Sl 11:16 0:00 ./lmgrd -c ../license.dat -L /var/tmp/comsol##.log
root 4484 0.0 0.1 317308 5124 ? Ssl 11:16 0:00 LMCOMSOL -T cn20 11.18 7 -c :../license.dat: -srv 7r8cbwfF348FOTXkQj6zNEm61xuVfYfrKzS33SPPVbud1tsIL7ZII1VbuS6ilLG -daemon_port 6b7 --lmgrd_start 66c54df0 -vdrestart 0 -l /var/tmp/comsol##.log
owner@cn20:~$
注意1:##は指定されたバージョンの数値に変更します。
コメント:上記のように lmgrd と LMCOMSOL が表示されている場合、COMSOLライセンスマネージャーが起動していることになります。 - COMSOLライセンスマネージャーをlmdownコマンドで停止します。
【3.1】COMSOLライセンスファイル(ファイル名:license.dat)が所定の場所に格納されていることを確認します。(注意1)
$ cd /usr/local/comsol##/multiphysics/license
$ ls
注意1:##は指定されたバージョンの数値に変更します。【3.2】COMSOLライセンスマネージャーがインストールされているディレクトリに移動します。
$ cd ./glnxa64
【3.3】COMSOLライセンスマネージャーを停止するため、下記コマンドを実行します。
$ ./lmdown -c ../license.dat
【3.4】上記のようなメッセージが出力された上、「Are you sure (y/n)?」と尋ねられます。間違いがないようでしたら「y」を入力します。
コメント:上記メッセージ(Flexnet License Server shut down)が表示されれば、COMSOLライセンスマネージャーが停止したことになります。
【3.5】念のため、下記コマンドでCOMSOLライセンスマネージャーが停止していることを確認します。
$ ps -aux | grep comsol | grep lmgrd
コメント:lmgrd や LMCOMSOL が表示されていない場合、COMSOLライセンスマネージャーが停止したことになります。