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トライアルパスコードを使用したCOMSOL Multiphysics®6.3のセットアップ[6312]

最終更新日:2024年12月4日

【質問】

指定されたバージョンのCOMSOL Multiphysics®用トライアルパスコードを入手しました。このコードを使用したCOMSOL Multiphysics®のセットアップの手順を教えてもらえないでしょうか。

【回答】

ここでは以下を想定したインストール手順を説明いたします。

想定

1. ハードウェア

【1.1】 ストレージは十分な空き容量があります(20GB以上)。

2. ネットワークおよびセキュリティ

【2.1】LANもしくはインターネットにアクセスできます。

3. OS

【3.1】 インストール先のプラットフォームはWindows®およびLinux®です。

【3.2】 インストール作業を行うユーザーアカウントは下記の権限を持っております。

  • Windows®の場合
    管理者(Administrator)
  • Linux®の場合
    rootになることができます。
    root権限のコマンド(sudo)を実行できます。

4. COMSOL Multiphysics®およびCOMSOLライセンスマネージャーについて

【4.1】 指定されたバージョンは 6.3 (ビルド290) です。(注意2)

【4.2】 COMSOL Multiphysics®のインストール状態は下記の3つを想定します。

【4.2.1】 指定されたバージョン用トライアルパスコードのCOMSOL Multiphysics®を初めてインストールします。

【4.2.2】 指定されたバージョン用正式ライセンスのCOMSOL Multiphysics®が既にインストールされております。

  1. 今回、指定されたバージョン用トライアルパスコードのCOMSOL Multiphysics®を別の場所にインストールします。
  2. 指定されたバージョン用正式ライセンスのCOMSOL Multiphysics®はアンインストールしません。
  3. Windows®の場合、COMSOLのショートカットおよびスタートメニューのフォルダーは今回インストールする指定されたバージョン用トライアルパスコードのCOMSOL Multiphysics®へ上書きします。
  4. Linux®の場合、COMSOLのシンボリックリンクおよびランチャーは今回インストールする指定されたバージョン用CPUライセンスのCOMSOL Multiphysics®へ上書きします。

【4.2.3】 過去バージョン用正式ライセンスのCOMSOL Multiphysics®がインストールされております。

  1. 今回、指定されたバージョン用トライアルパスコードのCOMSOL Multiphysics®を新規でインストールします。
  2. 過去バージョン用正式ライセンスのCOMSOL Multiphysics®はアンインストールしません。

[注意1]
ここで説明する内容は、COMSOL Multiphysics®のインストール手順です。インストール済みのライセンスファイルを今回入手したファイルで差し替えるといった手順ではない点にご留意ください。

[注意2]
指定されたバージョンである二けたの数値(例:63もしくは6.3)を ## と表記しますので、以降は読み替えてください。

手順の概要

  1. COMSOL Accessアカウントの作成
  2. COMSOL Multiphysics®セットアップファイルの入手
  3. トライアルパスコードを使ったCOMSOLのセットアップ(Windows®およびLinux®

 

1. COMSOL Accessアカウントの作成

COMSOL社ウェブサイトの「ダウンロード(製品インストーラー)」をクリックすると、COMSOL Multiphysics®のインストール⽤ISOイメージファイルがダウンロードできるようになっております。

COMSOL Accessにログインし、下記URL のページを開きます。

【URL】https://www.comsol.jp/access/login

  1. 既にCOMSOL Accessアカウントを作成済みの場合、登録済みの「E メール」と「Password」を⼊⼒して、[LOG IN]ボタンをクリックします。
  2. COMSOL Accessアカウントを作成していない場合、画⾯右下隅の「Sign up now」のリンクをクリックして登録を⾏ないます。
    COMSOL Accessアカウント登録を完了し、このアカウントを有効化するには、COMSOL社から送付される確認メールに記載されているリンクをクリックする必要があります。そのため、お客様ご⾃⾝が受信できるメールアドレスで登録を⾏なってください。

    図1-1 COMSOL Access

2. COMSOL Multiphysics®セットアップファイルの入手

1. COMSOL 社ウェブサイトの「ダウンロード(製品インストーラー)」ページからCOMSOL Multiphysics®セットアップファイルをダウンロードします。

【URL】https://www.comsol.jp/product-download

画面を下側にスクロールすると、「オフラインインストレーション」枠があります。この中にあるダウンロードボタンをクリックします。

  • 今お使いのOSがWindows®10またはWindows®11やLinux®の場合は、「ISO – Windows®/Linux® – **GB」ボタンをクリックします。
  • Windows®10/11 では、ISOイメージファイル(拡張⼦*.iso)を仮想DVDディスクとしてドライブ名を割り当ててディスクとしてして内容を読み込める機能があります。その場合、物理DVDディスクの⽚⾯容量(4.9GB)を超えるデータも取り扱い可能で、複数枚に分ける必要はありません。

【参考】macOS®の場合も同様で、インストール先のMacintosh®の搭載CPUがIntel®製CPUまたは Apple製 Apple M1® 以降のいずれかを選択してダウンロードします。こちらも複数枚に分ける必要はありません。

図2-1 オフラインインストレーションのダウンロード画面

2. ISOイメージファイルの関連付けを確認します。

ダウンロードが完了すると、下図のようなISOイメージファイルのアイコンが表⽰されます。

  • ISOイメージファイルの場合、ファイル/プログラムの関連付けが「エクスプローラー」以外になっていると、期待した動作結果にならない場合があります。念のため「ブロパティ」で「エクスプローラー」に関連付けされていることを確認します。

    図2-2 ISOイメージファイルの関連付け

3. トライアルパスコードを使ったCOMSOLのセットアップ(Windows®および Linux®

マシンにトライアルパスコードを使ったCOMSOL Multiphysics®のインストール方法を示します。

1. 管理者権限を持ったユーザーアカウントでOSにログインします。

[Windows®の場合]
Administrator権限を持つユーザーカウントでログインします。

図3-1 Windows®のデスクトップ画面

[Linux®の場合]
Linux®のデスクトップ環境にroot権限を持つユーザーアカウントでログインします。

[注意]
対話形式でCOMSOL Multiphysics®をインストールする場合、GUIを備えたデスクトップ(例:統合デスクトップ環境)でログインする必要があります。

図3-2 Linux®(Ubuntu®)デスクトップ画面

2. ダウンロードしたISOイメージファイルを仮想DVDとしてマウントします。

[Windows®の場合]

  1. ダウンロードしたISOイメージファイルのアイコンをダブルクリックします。
  2. 下図のように仮想DVDドライブ(この場合はD:)が表⽰されます。

    図3-3 仮想DVDとしてマウントされたISOイメージファイル(Windows®)

[Linux®の場合]

[GUI]

  1. ダウンロードしたISOイメージファイルのアイコンをダブルクリックします。
  2. 仮想DVDがマウントされます。
  3. ターミナルを起動し、マウントした仮想DVDのディレクトリを下記コマンドで確認します。
    コマンド例:
    $ df

    図3-4 仮想DVDとしてマウントされたISOイメージファイル(Linux®

    図3-5 マウント位置の確認(dfコマンド)

[CLI]

  1. 指定したディレクトリにISOイメージファイルをマウントするため、下記コマンドを実行します。(注意1~注意4)
    コマンド例:
    $ sudo mkdir -p /media/COMSOL##
    $ sudo mount -o loop -t iso9660 ./COMSOL##_dvd.iso /media/COMSOL##[注意1]
    ##は指定されたバージョンの数値に変更します。[注意2]
    mountコマンドはroot権限で実行しなければなりません。上記コマンド例の場合、sudoコマンドで対応しております。

    [注意3]
    コマンドを実行する場合、改行せずに一行で入力します。

    [注意4]
    mountコマンドを実行すると、「WARNING: source write-protected, mounted read-only」といったメッセージが出力されますが、これは読み取り専用であることを示しております。インストール作業に支障はきたしません。

    図3-6 ISOイメージファイルのマウント(mountコマンド)

3. “COMSOL インストーラー”を起動します。

[Windows®の場合]

setup.exeファイルをマウスで右クリック、コンテキストメニュー>[管理者として実行]で起動します。

[注意]
拡張子を表示していない場合、見た目で「setup」が二つ存在しますのでご注意ください。ちなみに拡張子が付いていない「setup」はLinux®のスクリプトです。

図3-7 「管理者として実行」で起動するsetup.exeファイル

[Linux®の場合]

ターミナルを開き、setupファイルが格納されたディレクトリに移動した上、管理者権限(sudo)でインストーラーを起動します。

$ sudo ./setup

⇒ “COMSOL インストーラー”のGUI画面が起動されます。

図3-8 sudoコマンドで実行するsetupファイル

4. “COMSOL インストーラー”のGUI画面で、下記操作を実行します。 

  1. “日本語 (Japanese)” のラジオボタンをオンにします。
  2. [次へ >]ボタンをクリックします。
    ⇒ 次の画面へ移行します。

    図3-9 言語選択画面

5. メニュー画面で、下記操作を実行します。 

  1. “新規COMSOLインストール”のアイコン をクリックします。
    ⇒次の画面へ移行します。

    図3-10 メニュー画面

6. “ライセンス”画面で、下記操作を実行します。 

  1. “私はこのライセンス契約の条項に同意し、これを受け入れることで他の全ての条項が拒否されることを 理解し認めます”の ラジオボタンをオンにします。
  2. “ライセンス書式”ドロップダウンリストから “パスコード”を選択します。
  3. “パスコード”エディットボックスに、パスコードを入力します。
  4. “名前”と”会社”にお客様のお名前と貴社名(もしくは所属名)を入力します。
  5. [次へ >]ボタンをクリックします。

⇒次の画面へ移行します。

[注意]
コピー&ペーストを行う場合、半角スペースが混入しないように確認します。

[注意]
それでもエラーが表示される場合、文末の問い合わせ先にご連絡ください。

図3-11 ライセンス画面

7. “製品”画面で、下記操作を実行します。

[Windows®の場合]

  1. 画面左側に[インストールする製品を選択してください]が表示されます。ここでは、クイック選択を含めてこのままにしておきます。 (注意1)
  2. 画面右側に[アプリケーションライブラリ]と[ドキュメンテーション]のラジオボタンが表示されております。同様にこのままにしておきます。
  3. “インストール先フォルダー”は初期設定で下記のようになっております。(注意2~注意4)
    “C:\Program Files\COMSOL\COMSOL##\Multiphysics”
  4. 画面右下に必要なディスク容量とインストール先ディスク空き容量が表示されます。この容量が十分にあることを確認します。(注意5)
  5. [次へ >]ボタンをクリックします。

⇒次の画面へ移行します。

図3-12 Windows®での製品画面

[注意1]
ChatbotコンポーネントおよびCUDA DNN Supportはデフォルトでチェックオフになっていることをご確認ください。これらの機能をご利用になる場合はチェックを入れます。ChatbotコンポーネントのセットアップはCOMSOL社の下記URLで解説しております。

[注意2]
“インストール先フォルダー”のパスに 2 バイト文字コード(例:日本語)が含まれていると、インストールできない可能性があります。その場合、 2 バイト文字コードが含まれないよう、フォルダを変更します。

[注意3]
当該バージョンのCOMSOL Multiphysics®を追加インストールする場合、 [ブラウズ…]ボタンをクリックし、インストール先を変更します。

(変更例)“C:\Program Files\COMSOL\COMSOL##\Multiphysics_trial”

[注意4]
##は指定されたバージョンの数値に変更します。

[注意5]
ディスク空き容量が足りませんと、[次へ] をクリックした時にエラーが出て処理が継続できません。その際は“インストール先フォルダー”の [ブラウズ…] ボタンをクリックし、別ドライブのフォルダーを選択するといった方法等で対応します。

[Linux®の場合]

  1. 画面左側に[インストールする製品を選択してください]が表示されます。ここでは、クイック選択を含めてこのままにしておきます。 (注意1)
  2. 画面右側に[アプリケーションライブラリ]と[ドキュメンテーション]のラジオボタンが表示されております。同様にこのままにしておきます。
  3. “インストール先フォルダー”は初期設定で下記のようになっております。(注意2~注意4)
    /usr/local/comsol##/multiphysics
  4. 画面右下に必要なディスク容量とインストール先ディスク空き容量が表示されます。この容量が十分にあることを確認します。(注意5)
  5. [次へ >]ボタンをクリックします。

⇒次の画面へ移行します。

図3-13 Linux®での製品画面

[注意1]
CUDA DNN Supportはデフォルトでチェックオフになっていることをご確認ください。この機能をご利用になる場合はチェックを入れます。

[注意2]
“インストール先フォルダー”のパスに 2 バイト文字コード(例:日本語)が含まれていると、インストールできない可能性があります。その場合、 2 バイト文字コードが含まれないよう、フォルダを変更します。

[注意3]
当該バージョンのCOMSOL Multiphysics®を追加インストールする場合、 [ブラウズ…]ボタンをクリックし、インストール先を変更します。

(変更例):/usr/local/comsol##/multiphysics_trial

[注意4]
##は指定されたバージョンの数値に変更します。

[注意5]
ディスク空き容量が足りませんと、[次へ] をクリックした時にエラーが出て処理が継続できません。その際は“インストール先フォルダー”の [ブラウズ…] ボタンをクリックし、別ドライブのフォルダーを選択するといった方法等で対応します。

8. “オプション”画面で下記操作を実行します。

[Windows®の場合]

  1. デフォルトの設定を確認します。
    1. [✓]Windowsデスクトップ上にCOMSOL Multiphyics##ショートカットを作成(注意1)
    2. [✓]WindowsスタートメニューにCOMSOL Multiphysics##フォルダーを作成(注意1)
    3. [✓]COMSOLプログラムのためのWindowsファイアウォールルールを追加(注意2)
    4. [✓]mphファイルタイプをこのインストレーションと関連付ける(注意3)
    5. [ ]セキュリティポリシーを設定(注意4)
    6. グラフィックスとプロットウィンドウにおけるデフォルトフォント
      ファミリー: [Vera]
    7. Microsoft PowerPoint®用インターフェース(注意5)
      現ユーザーにインストール
    8. Microsoft Word®用インターフェース(注意5)
      現ユーザーにインストール
    9. [✓]インストール後アップデートをチェック
    10. [ ]アップデートに関する自動チェックを有効化
    11. Javaランタイム環境 [標準] (注意6)
    12. CUDA
      CUDA Directory: [         ](注意7)
  2. デスクトップ上のショートカット、スタートアップメニュー作成、mphファイルの関連付けに関して、不都合がなければ初期設定のままにしておきます。 また、Windows®ファイアウォールルールおよびMicrosoft®用の各インターフェースは、マシンの運用に則って設定します。
  3. [次へ >]ボタンをクリックします。

⇒ 次の画面へ移行します。

図3-14 Windows®でのオプション画面

[注意1]
指定されたバージョンのCOMSOL Multiphysics®が既にインストールされている場合、登録されているCOMSOL Multiphysics®のショートカットもしくはフォルダーを上書きします(想定 4.2.2 iii)。

[注意2]
COMSOL Multiphyics®に関する受信側のファイアウォールルールを追加します。

[注意3]
複数のライセンスタイプ(例:トライアルパスコードとCPUライセンス)や複数バージョンのCOMSOL Multiphyics®をご利用いただいている方向けの注意事項です。mphファイルをこのインストレーションで関連付けすると、それまでの関連付けが外れますのでご注意ください。できましたら、トライアル終了後を見据え、このインストレーションでは、mphファイルタイプの関連付けのチェックを外してセットアップすることをお勧めします。

[注意4]
セキュリティポリシーをデフォルトから変更したい場合、チェックマークを入れます。その後、追加されるセキュリティタブでセキュリティポリシーの設定を変更します。この設定はセットアップが終了した後でもCOMSOLデスクトップの[ファイル]>[環境設定…]>[セキュリティ]で変更できます。

[注意5]
セットアップしたCOMSOL Multiphysics®を現ユーザーで運用する場合は「現ユーザーにインストール」とし、マルチユーザーで運用する場合は「全ユーザーにインストール」を選択します。

[注意6]
ここでいう[標準]は Built-in(COMSOL Multiphysics®のためにJava™ランタイム環境を組み込む) です。別のJava™ランタイム環境を使用したい場合、[カスタム]に変更し、後段に絶対パスを設定します。

[注意7]
本セットアップはGPU-Accelerarated Computingを想定していないため、空欄になっておりますが、COMSOL社の下記URLで事前にNVIDIA® CUDA® Toolkitをインストールしておくことにより、インストール先ディレクトリ([例]:C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v12.4)が表示されます。

Setting Up GPU-Accelerated Computing Within COMSOL Multiphysics®
【URL】https://www.comsol.jp/support/learning-center/article/92461

[Linux®の場合]

  1. デフォルトの設定を確認します。
    1. [✓]COMSOLロンチャー作成(注意1)
    2. [✓]シンボリックリンクを/usr/local/binに作成(注意1)
    3. [ ]セキュリティポリシーを設定(注意2)
    4. [✓]インストール後アップデートをチェック
    5. [ ]アップデートに関する自動チェックを有効化
    6. Javaランタイム環境 [標準] (注意3)
    7. CUDA
      CUDA Directory: [         ](注意4)
  2. 特に問題がなければデフォルトの設定にしておきます。
  3. [次へ >]ボタンをクリックします。

    図3-15 Linux®でのオプション画面

[注意1]
指定されたバージョンのCOMSOL Multiphysics®が既にインストールされている場合、登録されているCOMSOL Multiphysics®のロンチャーもしくはシンボリックリンクを上書きします(想定 4.2.2 iv)。

[注意2]
セキュリティポリシーをデフォルトから変更したい場合、チェックマークを入れます。その後、追加されるセキュリティタブでセキュリティポリシーの設定を変更します。この設定はセットアップが終了した後でもCOMSOLデスクトップの[オプション]>[環境設定…]>[セキュリティ]で変更できます。

[注意3]
ここでいう[標準]は Built-in(COMSOL Multiphysics®のためにJava™ランタイム環境を組み込む) です。別のJava™ランタイム環境を使用したい場合、[カスタム]に変更し、後段に絶対パスを設定します。

[注意4]
本セットアップはGPU-Accelerarated Computingを想定していないため、空欄になっておりますが、COMSOL社の下記URLで事前にNVIDIA® CUDA® Toolkitをインストールしておくことにより、インストール先ディレクトリ([例]:/usr/local/cuda-12.4)が表示されます。

Setting Up GPU-Accelerated Computing Within COMSOL Multiphysics®
【URL】https://www.comsol.jp/support/learning-center/article/92461

9. “LiveLink”画面で下記操作を実行します。 

  1. LiveLink™モジュールをインストールする場合、画面に表示されている各製品(例:MATLAB®)のインストールフォルダーを指定します。

    [注意]
    LiveLink™モジュールが不要である場合、この画面は無視してください。

  2. [次へ >]ボタンをクリックします。

⇒ 次の画面へ移行します。

図3-16 LiveLink画面

10. “インストール”画面で下記操作を実行します。

  1. [インストール]ボタンをクリックします。
    ⇒インストールが開始されます。
    ⇒インストールが終了すると、次の画面へ移行します。

    図3-17 インストール画面

【参考】オンラインインストーラーでCOMSOLをインストールすると、「ファイルダウンロード中にエラー」が発生する場合があります。これはネットワークセキュリティによって COMSOL社のダウンロードサーバーに接続できないことが原因として考えられます。回避策はオフラインインストーラーをご利用いただく方法となります。詳細は「2. COMSOL Multiphysics®セットアップファイルの入手」もしくは下記リンクをご参照ください。

  • KESCO FAQ:COMSOL Multiphysics®及びCOMSOL Server™のインストールに関して
    https://kesco.co.jp/support/2548/
  • エラーメッセージ
    COMSOL
    ファイルダウンロード中にエラー
    ダウンロードサーバーへの接続をできませんでした

    図3-18 ファイルダウンロード中にエラー

11. “完了”画面で、下記操作を実行します。 

  1. インストール中に発生したワーニングやエラーを確認するため、「ログを見る」ボタンをクリックします。
  2. ログに記載されている「WARNINGS」、「ERRORS」、「FATAL ERRORS」がゼロであることを確認します。
  3. ログの[閉じる]ボタンをクリックした後、インストーラーの[閉じる]ボタンをクリックします。

⇒“COMSOL インストーラー” が閉じます。

[注意]
「ERRORS」や「FATAL ERRORS」が出力されると、ほとんどの場合、COMSOL Multiphysics®は起動できません。その場合、文末の問い合わせ先にご連絡ください。

図3-19 完了画面およびインストールログ画面

12. マウントしていた仮想DVDを取り出します。 

[Windows®の場合]

  1. エクスプローラーを起動し、マウントしている仮想DVDドライブ(この場合はD:)のアイコンを右クリック、コンテキストメニュー>[取り出し]をクリックします。
    ⇒仮想DVDドライブが消えます。

[Linux®の場合]

[GUI]

  1. setup が終了すると、ターミナルは入力待ちになります。仮想DVDをアンマウントするため、この画面を閉じます。
  2. デスクトップ環境のファイルマネージャー(例:Nautilus)を起動します。
  3. サイドバーに表示されている [COMSOL##] を右クリック、コンテキストメニュー>[アンマウント]をクリックします。(注意1)

⇒ [COMSOL##] が消えます。

図3-20 ファイルマネージャーによるメディアの取り出し

[CLI]

  1. 3. で起動した setup が終了すると、ターミナルは入力待ちになります。カレントディレクトリをホームディレクトリに移動し、仮想DVDをアンマウントします。併せてマウントディレクトリを削除します。(注意1)コマンド例:
    $ cd ~
    $ sudo umount /media/COMSOL##
    $ sudo rmdir /media/COMSOL##[注意1]
    ##は指定されたバージョンの数値に変更します。

問い合わせ先

COMSOL Multiphysics®を正常にセットアップできない場合、下記情報を収集していただき、弊社の問い合わせ窓口にご送付ください。

問い合わせ先

KESCO担当営業が「トライアルパスコード」をお客様に発行した場合⇒①
KESCO営業企画部が企画したセミナーで「トライアルパスコード」をお客様に発行した場合⇒②

窓口:KESCO担当営業
Eメール:KESCO担当営業のメールアドレス
窓口:営業企画部 セミナー担当
Eメール:seminar@kesco.co.jp

お寄せいただきたい情報

  1. エラーメッセージをキャプチャーした画像ファイル
  2. トライアルパスコード
  3. COMSOLインストールログファイル(下記)

・COMSOLインストールログファイルのデフォルト保存場所(注意1)

[Windows®の場合]

“C:\Program files\COMSOL\COMSOL##\Multiphysics\comsolsetup.log”

[Linux®の場合]

/usr/local/comsol##/multiphysics/comsolsetup.log

[注意1]
##は指定されたバージョンの数値に変更します。

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