- TOP >
- 技術サポート/FAQ >
- COMSOL Multiphysics®6.2のライセンスを確認するポイント(Trial Pass code、CPU for Win/Mac、NSL for Win/Mac、CPU for Linux、NSL for Linux、FNL and CKL)[6251]
COMSOL Multiphysics®6.2のライセンスを確認するポイント(Trial Pass code、CPU for Win/Mac、NSL for Win/Mac、CPU for Linux、NSL for Linux、FNL and CKL)[6251]
【質問】
COMSOL®販売代理店の担当者からメール等でCOMSOL Multiphysics®のライセンス(テキスト)を入手しました。この情報について確認すべきポイントを教えてもらえないでしょうか。
【回答】
ここでは以下を想定して回答いたします。
想定
COMSOL Multiphysics®について
指定されたバージョンは 6.2 (Update3もしくはビルド415) です。(注意1)
[注意1]
指定されたバージョンである二けたの数値(例:62もしくは6.2)を ## と表記しますので、以降は読み替えてください。
COMSOL Multiphysics®はご契約に応じてトライアルパスコードもしくはお客様が指定したマシン用に作成したライセンスを提供しております。前者のパスコードはCOMSOLライセンスマネージャー(以降、LM)を使用せずにCOMSOL Multiphysics®をご利用いただきますが、後者のライセンスはLMを必要とします。また、後者はライセンスタイプに応じてLMを実行する書式と実行しない書式が存在します。下記表にまとめます。
【表1-1】
ライセンス | 書式 |
トライアルパスコード | LMを使用しない書式(こちら) |
上記以外のライセンス | LMを使用する書式 |
【表1-2】
ライセンスタイプ | Windows/Mac用の書式 | Linux用の書式 |
CPU-Locked License (以降、CPUライセンス) |
LMを実行しない書式(こちら) | LMを実行する書式(こちら) |
Named Single-User License (以降、NSLライセンス) |
LMを実行しない書式(こちら) | LMを実行する書式(こちら) |
【表1-3】
ライセンスタイプ | 書式 |
Floating Network License (以降、FNLライセンス) |
LMを実行する書式 (こちら) |
Class Kit License (以降、CKLライセンス) |
LMを実行する書式 (こちら) |
トライアルパスコードの場合
トライアルパスコードの書式
##: ################-PTUS-YYMMDD–1234567-############
トライアルパスコードで確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンが記載されていること
- YYMMDD:有効期限が記載されていること
- 1234567:トライアル用のライセンス番号が記載されていること
指定したマシン用に作成されたライセンスの場合
CPUライセンスの書式(Windows/Mac)
#——————————————————————
# COMSOL ## CPU License No: 1234567 Windows/Mac
# Visit www.comsol.com/install for latest installation instructions
#——————————————————————
FEATURE SERIAL LMCOMSOL ## permanent uncounted \
VENDOR_STRING=C,################ HOSTID=ANY sort=119 \
SN=1234567 TS_OK SIGN=############
FEATURE COMSOL LMCOMSOL ## permanent uncounted HOSTID=############ \
sort=119 PLATFORMS=”x64_n x64_mac arm64_mac” ISSUED=DD-MMM-YYYY \
SN=1234567 SIGN=############
:
:
CPUライセンス(Windows/Mac)で確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンが記載されていること
- 「permanent」:「FEATURE COMSOL」行に有効期限が記載されていること(永久ライセンスの場合、無期限である「permanent」が記載されます。タームライセンスの場合、「DD-mmm-YYYY」の書式で有効期限が記載されます)
- 例「1234567」:お客様がご契約されているライセンス番号が記載されていること
- 「uncounted」:「FEATURE COMSOL」行にあるライセンス数が「uncounted」と記載されていること
- ############:「FEATURE COMSOL」行にホストID(お客様が指定したマシンのMACアドレス)が記載されていること
CPUライセンスの書式(Linux)
#——————————————————————
# COMSOL ## CPU License No: 1234567 Linux
# Visit www.comsol.com/install for latest installation instructions
#——————————————————————
SERVER localhost ############ 1718
USE_SERVER
VENDOR LMCOMSOL port=1719
FEATURE SERIAL LMCOMSOL ## permanent uncounted \
VENDOR_STRING=C,10C0000000200001 HOSTID=ANY sort=119 \
SN=1234567 TS_OK SIGN=############
FEATURE COMSOL LMCOMSOL ## permanent 1 HOSTID=############ sort=119 \
DUP_GROUP=UHD ISSUED=DD-MMM-YYYY SN=1234567 SIGN=############
:
:
CPUライセンス(Linux)で確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンが記載されていること
- 例「1234567」:お客様がご契約されているライセンス番号であること
- ############:お客様が指定したマシンのホストID(MACアドレス)が記載されていること
- 「localhost」:自マシンである「localhost」が記載されていること
- 「1718」:lmgrdが使用するポート番号が記載されていること
- 「1719」:LMCOMSOLが使用するポート番号が記載されていること
- 「permanent」:「FEATURE COMSOL」行に有効期限が記載されていること(永久ライセンスの場合、無期限である「permanent」が記載されます。タームライセンスの場合、「DD-mmm-YYYY」の書式で有効期限が記載されます)
- 例「1」:「FEATURE COMSOL」行に契約しているライセンス数が記載されていること
NSLライセンスの書式(Windows/Mac)
#——————————————————————
# COMSOL ## NSL License No: 1234567 Windows/Mac
# Visit www.comsol.com/install for latest installation instructions
#——————————————————————
FEATURE SERIAL LMCOMSOL ## permanent uncounted \
VENDOR_STRING=C,################ HOSTID=ANY sort=119 \
SN=1234567 TS_OK SIGN=############
FEATURE COMSOL LMCOMSOL ## permanent uncounted HOSTID=############ \
sort=119 PLATFORMS=”x64_n x64_mac arm64_mac” ISSUED=DD-MMM-YYYY \
SN=1234567 ONE_TS_OK SIGN=############
:
:
NSLライセンス(Windows/Mac)で確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンが記載されていること
- 「permanent」:「FEATURE COMSOL」行に有効期限が記載されていること(永久ライセンスの場合、無期限である「permanent」が記載されます。タームライセンスの場合、「DD-mmm-YYYY」の書式で有効期限が記載されます)
- 例「1234567」:お客様がご契約されているライセンス番号が記載されていること
- 「uncounted」:「FEATURE COMSOL」行にあるライセンス数が「uncounted」と記載されていること
- ############:「FEATURE COMSOL」行にホストID(お客様が指定したマシンのMACアドレス)が記載されていること
NSLライセンスの書式(Linux)
#——————————————————————
# COMSOL ## NSL License No: 1234567 Linux
# Visit www.comsol.com/install for latest installation instructions
#——————————————————————
SERVER localhost ############ 1718
USE_SERVER
VENDOR LMCOMSOL port=1719 options=/usr/local/comsol##/multiphysics/license/LMCOMSOL.opt
FEATURE SERIAL LMCOMSOL ## permanent uncounted \
VENDOR_STRING=C,10C0000000200001 HOSTID=ANY sort=119 \
SN=1234567 TS_OK SIGN=############
FEATURE COMSOL LMCOMSOL ## permanent 1 HOSTID=############ sort=119 \
USER_BASED DUP_GROUP=UHD ISSUED=DD-MMM-YYYY SN=1234567 \
SIGN=############
:
:
NSLライセンス(Linux)で確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンが記載されていること
- 例「1234567」:お客様がご契約されているライセンス番号が記載されていること
- ############:お客様が指定したマシンのホストID(MACアドレス)が記載されていること
- 「localhost」:自マシンである「localhost」が記載されていること
- 「1718」:lmgrdが使用するポート番号が記載されていること
- 「1719」:LMCOMSOLが使用するポート番号が記載されていること
- 「permanent」:「FEATURE COMSOL」行に有効期限が記載されていること(永久ライセンスの場合、無期限である「permanent」が記載されます。タームライセンスの場合、「DD-mmm-YYYY」の書式で有効期限が記載されます)
- 例「1」:「FEATURE COMSOL」行に契約しているライセンス数が記載されていること
FNLライセンスの書式
#——————————————————————
# COMSOL ## FNL License No: 1234567
# Visit www.comsol.com/install for latest installation instructions
#——————————————————————
SERVER Lic-Server-Hostname ############ 1718
USE_SERVER
VENDOR LMCOMSOL port=1719
FEATURE SERIAL LMCOMSOL ## permanent uncounted \
VENDOR_STRING=C,################ HOSTID=ANY sort=119 \
BORROW=720 SN=1234567 TS_OK SIGN=############
INCREMENT COMSOL LMCOMSOL ## permanent 1 sort=119 SUPERSEDE \
DUP_GROUP=UHD ISSUED=DD-MMM-YYYY BORROW=720 SN=1234567 \
SIGN=############
:
:
FNLライセンスで確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンであること
- 例「1234567」:お客様がご契約されているライセンス番号であること
- 例「Lic-Server-Hostname」:お客様が指定したマシンのホスト名が記載されていること
- ############:お客様が指定したマシンのホストID(MACアドレス)が記載されていること
- 「1718」:lmgrdが使用するポート番号が記載されていること
- 「1719」:LMCOMSOLが使用するポート番号が記載されていること
- 「permanent」:「INCREMENT COMSOL」行に有効期限が記載されていること(永久ライセンスの場合、無期限である「permanent」が記載されます。タームライセンスの場合、「DD-mmm-YYYY」の書式で有効期限が記載されます)
- 例「1」:「INCREMENT COMSOL」行に契約しているライセンス数が記載されていること
CKLライセンスの書式
#——————————————————————
# COMSOL ## CKL License No: 1234567
# Visit www.comsol.com/install for latest installation instructions
#——————————————————————
SERVER Lic-Server-Hostname ############ 1718
USE_SERVER
VENDOR LMCOMSOL port=1719
FEATURE SERIAL LMCOMSOL ## permanent uncounted \
VENDOR_STRING=A,1490000000000000 HOSTID=ANY sort=119 \
SN=1234567 TS_OK SIGN=############
INCREMENT COMSOLCKL LMCOMSOL ## permanent 30 sort=119 SUPERSEDE \
DUP_GROUP=UHD ISSUED=DD-MMM-YYYY SN=1234567 SIGN=############
:
:
CKLライセンスで確認すべきポイントは下記の通りです。
- ##:想定したバージョンであること
- 例「1234567」:お客様がご契約されているライセンス番号であること
- 例「Lic-Server-Hostname」:お客様が指定したマシンのホスト名が記載されていること
- ############:お客様が指定したマシンのホストID(MACアドレス)が記載されていること
- 「1718」:lmgrdが使用するポート番号が記載されていること
- 「1719」:LMCOMSOLが使用するポート番号が記載されていること
- 「permanent」:「INCREMENT COMSOLCKL」行に有効期限が記載されていること(永久ライセンスの場合、無期限である「permanent」が記載されます。タームライセンスの場合、「DD-mmm-YYYY」の書式で有効期限が記載されます)
- 例「30」:「INCREMENT COMSOLCKL」行に契約しているライセンス数が記載されていること