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MPHファイルの軽量化

COMSOL Multiphysicsのモデルファイルの軽量化方法について説明いたします。

COMSOL Multiphysicsで作成したファイルはMPHの拡張子がつけられ、モデル作成に使用した各種設定項目に加えて、計算されたメッシュや解などの数値データも保存されております。

この数値データが保存されていることで、すぐにメッシュや解などのデータにアクセスすることが可能になります。
ただし利便性が上がる半面、ファイルのデータ容量は大きくなり、ファイルの移動やコピーに処理時間が多くかかったり、メールサーバーのファイル容量などの制約を受けることになります。

COMSOL Multiphysicsには、メッシュやソルバー設定は残したまま、計算されたメッシュや解などの数値データを削除する機能があり、この機能を使用することで、ファイル容量を削減することが可能になります。

メッシュデータ削除

リボンメニューのメッシュより、「メッシュをクリア」もしくは「全メッシュ消去」を選択することで、メッシュの数値データを削除することができます。

解データ削除

リボンメニューのスタディより、「解消去」もしくは「全解消去」を選択することで、解の数値データを削除することができます。

この機能を使用することで数値データのみを削除し、ファイル容量を削減することが可能になりますが、
数値データは完全に失われてしまうため、計算データを復元するためには再計算が必要になります。
こちらの操作を行う際は、別名で保存することをお勧めいたします。

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