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【FAQ】磁場インタフェースで三次元コイルのジオメトリの設定について

最終更新日:2022年9月29日

電磁場解析にて、計算量を削減するために、対称性を利用し、三次元コイルジオメトリの一部分だけを作成し、計算できると思いますが、その際に、コイルの設定に関する注意点を把握したいです。

モデルビルダーにおいて、コイルノードを展開し、コイルジオメトリ解析設定ウインドウのコイルジオメトリセクションにて、コイルの対称性に関する係数、コイル長乗数因子およびコイル面積乗数因子が記載されています。図1をご参照ください。この因子を適当な値に設定することで、計算後、コイルの各パラメーター(コイルインピーダンス、コイルパワーなど)を正確に出力できます。

図1 コイルジオメトリ解析の設定ウインドウ

具体的には、フルコイルの場合、各因子について、それぞれ、デフォルト設定1となります。周方向1/2コイルの場合には、コイル長乗数因子を2に指定すべきです。更に、周方向1/4コイルの場合には、コイル長乗数因子を2に指定すべきです。一方、図2に示すように、コイル軸方向の対称性を利用する際に、コイル面積乗数因子を2に指定する必要があります。

フルコイル 1/2コイル 1/4コイル 1/8コイル
コイル長乗数因子1
コイル面積乗数因子1
コイル長乗数因子2
コイル面積乗数因子1
コイル長乗数因子4
コイル面積乗数因子1
コイル長乗数因子4
コイル面積乗数因子2
図2 コイルジオメトリ解析の対称性指定

関連情報

マニュアルにつきまして、Ver.6.0のACDCModuleUsersGuide.pdfの関連内容、
ページ327に記載される内容Geometry Analysisをご参考いただければと思います。
マニュアルはCOMSOLインストールフォルダ以下の、下記フォルダに保存されています。
C:\Program Files\COMSOL\COMSOL60\Multiphysics\doc\pdf\ACDC_Module

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