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四重極質量フィルター

概要

四重極質量フィルター(QMF)は、最新の質量分光器の主要な構成要素です。QMFは直流(DC)と交流(AC)の電場を用いて、質量と電荷の比によって正または負のイオンを分析する装置です。

この例は、COMSOL Multiphysics®の粒子追跡モジュール、AC/DCモジュールまたはMEMSモジュールを使用し、四重極質量分光器におけるキー部分である四重極イオントラップの動作を記述します。ACとDC両方の電場成分があります。
QMFは4本の平行なロッドが等距離に配置され、ロッドの半径と内接円の半径の比は1.148です。ロッドの対向するペアは電気的に接続されています。ロッドの直径は5~12mm、長さは100~200mmが一般的です。電界の交流成分の周波数は、通常1~10MHzの範囲です。

*本解説は、COMSOL社のサイトから提供されているアプリケーションギャラリの例題モデルをポイント解説したものです。実際のモデルファイルやモデルの説明書はCOMSOL社のサイトからダウンロードしてください。
関連モデルファイル:https://www.comsol.jp/model/quadrupole-mass-filter-12039

関連ワード

四重極質量フィルター、質量分光器、粒子追跡

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