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- 多孔質体間隙中の水分毛管移動に対する間隙形状および接触角の影響【ポスター/Conference2019発表資料】
概要
本研究では接触角の変化および間隙形状の変化が間隙中の水分移動に与える影響について評価するため、COMSOL Multiphysics software(COMSOL, Inc.)によるシミュレーションおよび実際の多孔質体を用いた浸潤実験を行なった。本実験ではCFDモジュールに含まれるレベルセット法により気液界面の移動を計算した。親水条件(接触角γ=22.5o)では気液界面は徐々に速度を落としながら間隙中を進行し、界面が間隙の出口に配置された粒子に接触した瞬間に次の間隙に向かって急速に進行した。一方で撥水条件(γ=45.0o)では僅かな水分移動の後、界面移動が停止した。同様の結果が実際の多孔質体を用いた浸潤実験においても観察された。
発表者
佐藤 直人
明治大学 研究・知財戦略機構 博士研究員
共同著者
丸尾裕一(MARUO Yuichi)/明治大学大学院農学研究科(Graduate School of Agriculture, Meiji University)
長沼菜摘(NAGANUMA Natsumi)/明治大学大学院農学研究科(Graduate School of Agriculture, Meiji University)
野川健人(NOGAWA Kento)/明治大学大学院農学研究科(Graduate School of Agriculture, Meiji University)
登尾浩助(NOBORIO Kosuke)/明治大学大学院農学研究科(Graduate School of Agriculture, Meiji University)
キーワード
水分移動、毛管力、接触角、間隙形状、微小重力
資料公開
不可