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- 回転磁場印加時における磁気攪拌子の回転運動モデルの検討【ポスター/Conference2019発表資料】
概要
マグネチックスターラーでは、容器中に配置した磁気攪拌子を外部磁場により回転させ、水溶液を攪拌する。本研究では、スターラー構造の最適化をめざし、磁気攪拌子の最大回転速度を計算するモデルを構築して、実測値との比較を行った。最初に、設計したスターラーおよび磁気攪拌子の近傍の磁束密度分布を計測し、マクスウェル方程式で得られる計算値との誤差が20%以下であることを確認した。続いて、磁気攪拌子の回転運動方程式を構築し、パラメータである磁気吸引力と流体抗力には、それぞれAC/DCとミキサーモジュールの計算値を適用して、回転運動を計算した。最大回転速度の実測値は、本モデルにより得られた計算値の約80%であり、設計値から最大回転速度を大凡推定可能であることを確認した。
発表者
松井 一真
日立製作所 研究開発グループ テクノロジーイノベーション統括本部 ヘルスケアイノベーションセンタ
共同著者
・高倉 樹(Takakura Tatsuki)/日立ハイテクノロジーズ(Hitachi High-Technologies)/アナリティカルソリューション事業統括本部(Analytical & Medical Solution Business Group)
・山下 善寛(Yamashita Yoshihiro)/Hitachi High-Technologies Europe GmbH/Medical Systems department
・濱崎 孝伸(Hamasaki Koshin)/日立ハイテクノロジーズ(Hitachi High-Technologies)/アナリティカルソリューション事業統括本部(Analytical & Medical Solution Business Group)
・小口 想(Oguchi So)/日立ハイテクノロジーズ(Hitachi High-Technologies)/アナリティカルソリューション事業統括本部(Analytical & Medical Solution Business Group)
・足立 作一郎(Adachi Sakuichiro)/日立製作所(Hitachi)/研究開発グループ(Research and Development Group)
キーワード
マグネチックスターラー、永久磁石、電磁石、磁場、乱流、回転運動
資料公開
不可