セミナー概要
昨今では、新型ウイルスの影響や工数削減の機運によって、仮想実験としてのシミュレーションが活用されている現状があります。
その中でCOMSOLによる連成解析をアプリ化して活用することで、解析専任者ではなくても複雑な解析を行うことが可能になります。
本セミナーではCOMSOLユーザーである東京都市大学 平野先生やKESCOのモデリングパートナーでありCOMSOL社公認コンサルタントでもあるコベルコ科研様にご講演いただき“誰もが使える”シミュレーションプラットフォームについてご紹介します。
内容とタイムテーブル
14:00-15:00:電磁気分野での専門教育を支援するCAEアプリ応用について
平野拓一先生 (東京都市大学)
大学教育では、従来はまず学部に入学すると、初年度に教養科目と基礎科目を学び、次に電磁気学等の専門教育が行われていました。しかし近年では早期に専門教育へ繋げるため、入学後すぐに電気回路、電磁気学等の専門科目を学ぶカリキュラムを導入しています。電磁気学を学ぶには、微分積分、線形代数、ベクトル解析などの高度な数学の知識が必要ですが、学部1年目ではそれらを並行して学んでいる途中で、専門分野への興味を喚起する支援策が必要です。
また、企業の新人教育でも同様に、社会人としての基礎教育や人間関係育成のための仮配属を経て研究部門に配属しますが、やはり早期から必要となる専門分野に親しむことで、配属後に即戦力として活動できることが期待されています。 そこで、電磁界を直観的かつ容易に理解して専門分野に興味が持てるよう、シミュレータを使って電界・磁界を可視化する工夫をしたCAEアプリを作成し、教育カリキュラムに利用しています。
また、こういったアプリを利用することで、エキスパートの技術者の知見を次世代の技術者に受け継ぐ事が容易になると言われています。
本セミナーでは、「直観的かつ容易に理解できるCAEアプリ」の事例をご紹介します。
(Q&Aタイム有り)
15:00-15:05:休憩
15:05-16:05:二次電池の電気化学ー発熱連成解析アプリのご紹介
高岸洋一様 (株式会社コベルコ科研)
>COMSOLを用いた1D-Newmanモデルおよび2D電気化学-3D発熱連成モデルについてそれぞれのモデル概要、アプリ操作方法、解析事例をご紹介します。
(Q&Aタイムを含みます)
16:05-16:15:COMSOL Sever™についての重大発表があります!
16:15-17:00:本音で語る座談会~CAEアプリ編~
【パネラー】
東京都市大学 平野拓一先生
株式会社コベルコ科研 山上達也様、虎山仁様
計測エンジニアリングシステム 営業技術グループ 三隅和幸
受講対象
下記のような課題をお持ちの方には、ぜひ受講をお勧めします
- ものづくりの際の社内共有の際のギャップをなくしたい
- リモート業務へシミュレーションを活用したい
- シミュレーションの社内教育に困っている
- シミュレーションへのハードルを感じている
- 難易度の高い解析の社内共有に困っている
本セミナーのキーワード
- 製品開発
- CAE解析
- アプリ化
- シミュレーションモデルのアプリ化
講師ご紹介
・平野拓一先生:東京都市大学 理工学部 電気電子通信工学科・准教授
・山上達也様:株式会社コベルコ科研 計算科学センター長
・高岸洋一様:株式会社コベルコ科研 マルチフィジックスグループ長
・虎山仁様 :株式会社コベルコ科研 営業本部 中部東海営業部
Information
開催日時: | 2021年9月16日(木) 14:00-17:00 |
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所要時間: | 180分 |
開催方式: | オンライン |
受講環境: | Microsoft Teams |
定員: | 90名 ※増枠の可能性あり |
申込期限: | 2021年9月9日(木) 17:00 まで |
参加費: | 無料 |
備考: | 資料などにつきましては、mailmag@kesco.co.jp から送付いたします。 ※迷惑メールフォルダーに振り分けられることがあります。メール不着と思われる場合は、お手数ですが、迷惑メール設定をご確認ください。 |