【セミナー背景】
スピントロニクスの技術は、既に商用技術としてハードディスクの大量読み取りや、 不揮発・低消費電力のMRAMに活用されていますが、まだまだ、魅力的な開発途上の分野です。
前回の「スピントロ二クス入門」セミナーのアンケートをみますと、関係者のご関心は、 半導体、光、熱の分野であり、しかも、更に新しい情報を取得したいとのことでした。
佐藤先生には、これらを踏まえて、学会や研究会で、新たに取得した情報を加味して 再び、お話を頂くことになりました。
本セミナーの技術情報と、質疑応答の実体験を無料で得られる機会はめったにありませんので、ぜひご参加ください。
【こんな方におすすめ】
- 半導体・電気関連企業に在籍されている、中堅および基幹研究開発者
- 電荷を対象にした電流・電圧の製品開発に、あらたなスピントロニクスの特性とその実装をしたい研究開発者
- 授業などにスピントロ二クスを取り入れたい教育機関の関係者
【タイムテーブルと講演内容】
①佐藤勝昭先生ご講演
本年3月26日、セミナー「スピントロニクス入門」の講演をしました。その際のアンケートでは、企業や大学・研究機関の受講者からこのセミナーの基礎をベースにスピントロニクスの現状や応用発展の2回目を期待する声が多かったと伺っております。
今回のセミナーでは、前半で前回セミナーの振り返りを行い、後半でスピントロニクスの最近の展開について概観するとともに、研究開発者へのメッセージを述べます。
13:30-14:15:前半
- STTの動的解析とスピントルク発振素子
- スピン流が開く新しい物理
- スピンホール効果と逆スピンホール効果
- スピンゼーベック効果とスピン量子整流、他
14:15-14:20:前半のQ&Aタイム
14:20-14:25:休憩
14:25-15:10:後半
- スピン軌道トルクMRAM
- 電圧駆動MRAM
- 電圧駆動スピントロニクスメモリ
- 高感度磁場センサ
- スピンMOSFET
- シリコンスピントロニクス
- ニューロモルフィックスピントロニクス
- トポロジカルスピントロニクス
- 垂直熱電相互変換
- 超伝導トポロジカル量子整流
- フレキシブルスピントロニクス
15:10-15:15:後半のQ&Aタイム
15:15-15:20:休憩
②弊社講演「COMSOL Multiphysics®のスピントロニクスデバイス設計への展開」
15:20-16:30:講師:弊社技術部 福川真
デモで紹介予定の物理現象:
- スピントロニクスの輸送現象論(スピンホール効果、スピンゼーベック効果など)
- 磁化の動力学・量子力学的バンド解析
※紹介する内容は一部変更となる可能性があります。
【講師ご紹介】
佐藤 勝昭 先生 |
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福川 真 ・現在、計測エンジニアリングシステム株式会社 技術部 一般社団法人日本機械学会認定 計算力学技術者振動分野一級 |
【Information】
開催日時 | 2021年10月8日(金)13:30-16:30 |
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所要時間 | 180分 |
開催方式 | オンライン |
受講環境 | Microsoft Teams |
定員 | 90名 ※増枠の可能性あり |
申込期限 | 2021年10月1日(金)17:00 まで |
参加費 | 無料 |
備考 |
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