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時間依存の計算で収束しない2(初期値と境界条件)
解決方法
時間依存の計算では、初期値と境界条件の値が大きく異なると
最初の計算で収束しにくくなります。
詳しくは以下のマニュアルのp.184の[Avoiding Strong Transients]をご覧下さい。
[COMSOL インストールフォルダ]\doc\pdf\COMSOL_Multiphysics\COMSOL_ReferenceManual.pdf
この場合は、境界条件を初期値に近い値からスタートすると
収束しやすくなります。
例えば、以下のアプリケーションライブラリのモデルで、
Application Library path: COMSOL_Multiphysics/Fluid_Dynamics/cylinder_flow
[グローバル定義>Step 1]で関数を定義しています。
([グローバル定義>Step 1]の設定画面で、[プロット]をクリックすると、
関数を確認出来ます)
[Component 1>Laminar Flow(spf)>Inlet 1]の設定画面で、
[境界条件>速度]で、以下のように、上の関数(step1)を利用して、
最初の速度は0からスタートし、一定時間後に
目標値になるようにしています。
6*U_mean*y*(H-y)/H^2*step1(t[1/s])