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時間依存の計算で収束しない3(相対トレランス)

最終更新日:2022年5月6日

時間依存の計算で、一定の時間計算が進み、ある時間でエラーが発生します。

解決方法

ある時間までは問題なく計算出来ているので、
エラー発生の前後で、モデルに大きな変化が発生している可能性があります。
(境界条件が短時間で大きく変わるなど)
相対トレランスを小さくすると、変化により早く対応できますので、
相対トレランスを小さく設定します。
(デフォルトの設定ではタイムステップ巾はCOMSOLが自動で計算しますが、
相対トレランスを小さくすると、計算されるタイムステップ巾が小さくなります。
その為、相対トレランスを小さくすると、変化には強くなりますが、計算時間は
長くなります)

以下のブログに相対トレランスに関する説明があります。

https://www.comsol.jp/blogs/modeling-a-periodic-heat-load/

相対トレランスの設定箇所ですが、
以下のアプリケーションライブラリーのモデルで説明しますと、
Application Library path: COMSOL_Multiphysics/Heat_Transfer/
heat_transient_axi

[Study 1>ステップ1:Time Dependent]の設定画面で、
[スタディ設定>トレランス][ユーザー制御]に設定し、
[スタディ設定>相対トレランス]で値を設定しています。

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