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大気圧プラズマ反応工学ハンドブック

公開日:2024年1月30日
大気圧プラズマ反応工学ハンドブック

大気圧プラズマ反応工学ハンドブック

反応過程の基礎とシミュレーションの実際

著者名
竹内 希
所属
東京工業大学

工学院 電気電子系 竹内研究室 准教授

共著者
神原信志(岐阜大学大学院工学研究科 教授)[編集者]
野崎智洋(東京工業大学大学院理工学研究科 教授)[編集者]
佐藤岳彦(東北大学流体科学研究所 教授)[編集者]
大久保雅章(大阪府立大学大学院工学研究科 教授)[編集者]
安岡康一(東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
関根泰(早稲田大学先進理工学部 教授)
渡邉隆行(九州大学大学院工学研究院 教授)
小野亮(東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授)
西田哲(岐阜大学工学部 助教)
小室淳史(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
三浦友規(澤藤電機株式会社電装開発部 技師)
高木浩一(岩手大学工学部 教授)
森田一二夫(東京インスツルメンツ 取締役/副社長)
島田竜太郎(東京インスツルメンツ分光システムグループ 係長)
斎藤敬(東京インスツルメンツレーザー計測グループ 係長)
分野
#電磁気学
発売日
2013年7月1日
ページ数
506 頁
定価
46400 円
販売元
エヌティーエス Amazon
内容紹介

◎ 環境、エネルギー、材料合成、バイオ・医療など幅広い分野に応用可能な大気圧(非平衡)プラズマの電離反応と化学反応を総合的かつ詳細に紹介。
◎ 大気圧プラズマ特有の反応系を探るヒントと手段をまとめ、次のイノベーションに活かせる1冊。
◎ [第2編プラズマ反応シミュレーションの実際]ではCOMSOL Multiphysics®を用いたシミュレーションの実例(Ver4.x)を紹介。

第2章 COMSOL及びBOLSIGによるシミュレーション
1. 有限要素法によるプラズマシミュレーション

※1.1 大気圧非平衡プラズマシミュレーション より抜粋
大気圧非平衡プラズマのシミュレーションでは、プラズマによる活性種の生成・消滅反応過程やプラズマと流体の相互作用の理解においては、数値計算が有効なツールとなる。大気圧程度の圧力となると、Particle-in-cell(PIC)法とMonte Carlo Collision(MCC)法の適用は困難となる。そこで、電子やイオンの集団をそれぞれ連続な流体として扱う、ドリフトー拡散モデルが用いられる。ドリフトー拡散モデルは、荷電粒子の流体モデルであり、電子とイオンのそれぞれについて、連続の式とポアソン方程式を連立して解くことにより、荷電粒子の密度やフラックス、電位・電界分布などを求めることができる。

連続の式やポアソン方程式は、時間及び位置に関する偏微分方程式で表される。通常、これらを解析的に解くことはできないため、コンピュータを用いた数値計算により、近似解を求めることになる。本稿では、有限要素法と呼ばれる計算手法を用いた、大気圧非平衡プラズマシミュレーションの実例を紹介する。

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